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  もてなし


どんなに悲惨な貧しさにあっても おさないこどものこころには・・・

                               2008年7月12日(土) 九条の会第六回憲法セミナー
                                              宮崎市民文化ホール

家族像

みつめる 自分がたどった時の姿を 娘に

壊してはならないものがある

家族像

さあ おいで あなた

あなた おなかすいてるでしょう

いっしょに たべましょう



 注意深く 新しい人へ

高田健さん

事務局の高田健さんの開会のあいさつ。

現在、九条の会は、全国各地に7,039あると話された。
ただ 戦争をしない国 その一点だけにあつまた草の根だ。

藤原宏志さん

みやざき九条の会代表世話人の藤原宏志さんの挨拶。
当初、はたして大勢の人が集まるのだろうかと危惧されたそうだ。
だが、多くの賛同を得られて、ほっとしたと、正直に話された。

暉峻淑子(てるおか いつこ)さん

暉峻淑子さん。人間を物としか見ない、人の心の思いやりの懈怠
を、昨今の世の実相にそくして語られた。人を、その人格として
尊重するどころか、特定型枠にはめた態度によって評価する危うい
流れに、いつか来た道がまた近づいているのを感じると、話された。
何も難しく考えなくても、ひとを思う気遣いがあれば世直しは可能
との意であった。  逸話にあった、飢餓に瀕した子どもが、人のあた
たかい手に答えようとして、必死に顔を引きつらせながら、客人の
もてなしにあった姿に、涙を禁じえなかった、とのお話は、女史の生き
かたの原点を教えていました。
幼き子のおもいがありありと目に入りこんできます。

湯浅 誠さん

湯浅 誠さん。 貧困と対峙する実践活動に身を投じている人の話は、
言葉の一つ一つが鋭く胸をえぐります。 希望は戦争だ。 何だって。
貧しさから抜け出せえぬ人の有り体の思いは、決しておかしなことでは
ありません。25条が9条を駆逐するとの話は、すこしも的外れでなく、
こうした日常生活に追いやった、まつりの理不尽さを、例外なく教えて
います。貧しさが、強権政治・独裁跋扈の道標なのはいまも変わりあり
ません。 平和と貧困が両立しえないのはじゅうじゅ経験済みであります。
まずは、こころにおもてなしを。 そこに希望があり、また勇気がいります。

大江健三郎さん

大江健三郎さん。 実に愉快なひとである。
文学と平和には、頭はいらぬと、おっしゃる。これはノーベル賞を、少し
揶揄しての言である。 というのも、暉峻さんが、教育に強制はいらぬと、
の話のなかで、もっと勉学に励まぬとノーベル賞は取れぬぞと、ある
科学者が孫(違ったかもしれません)に、常々言い聞かせていたのですが、
その爺さんの言にしぶしぶ毎日従って勉学に勤しんでいた子が、ある日、
駅のホームでこけて目覚め、もうノーベル賞なんかいらないいらないと、
泣きわめいて周囲の人の目に奇異な姿をさらしたわけでした。その爺さん
は、孫の実情を目の当たりにして、ああ、もういい、もういい、ノーベル賞など
いらないと、おのれの不明に気づいたというわけでした。その暉峻さんの
逸話にかこつけての、頭なしの言を話のきっかけにされたわけです。
話は、オルハン・パムクの「雪}の接続詞についての語りで、大江さん
としては、こうであるべきではないかとの疑問と提示を、作者に
投げかけたこと、また後で、その疑問の解釈について、大江さんが少し
間違っていたとの話をされ、そのテイセイは、15日付け新聞エッセイ欄にて、
説明してありますとのことであった。これには会場も笑いにつつまれました。
また、当地の高校生から優れた英文で、大江さんの接続詞解釈についての
疑問を投げかけられたとの話もされた。宮崎にも感心な秀逸がいるものだと、
思った次第です。 講演の核心は、かっての事実について、時を美化する陰険
な動きには断固対峙していくとの念をあらためて発せられたことにありました。

氏の言葉とは裏腹の若い意気が、氏自身の言葉の端はしにありました。



けして利き酒ではありません。 会場からの質問紙に答える場です。

大江さんの言葉 幼きひとには注意深さ 壮年にはあたらしい人たれ

湯浅さんの言葉 素人の貧困対策の煩雑は 公的セーフティーネットの貧弱を示しておる

暉峻さんの言葉 戦争は環境破壊の最たるものだ まつりがそのことに全く触れないことは驚くべきことだ

南邦和さん 詩人

南邦和さん。宮崎でセミナーが成功したことの
感謝の言葉がありました。


最後に、高田健さんより、会の参会者は
1,600人であったと案内があった。



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