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 お鉢

2005年8月14日(日)、高千穂之峰に登りました。46年ぶりでした。
2005年8月15日(月)。


霧島裾野2006年1月2日

登山紀行
高千穂河原への道

高千穂河原への道路です。以前は、歩いて行きました。

河原駐車場

高千穂河原の駐車場です。少しも混んでいません。
でも、自動車プレートが各地の人の訪問を教えていました。
天孫降臨の地

時の中央権力による由来事始に沿った、峰の説明案内図です。
かってこの地の勢力部族であった、熊襲の地の峰に降臨した古事に、
人々の思いがいく層にも絡んで、今日まで続いています。

斎場鳥居より高千穂之峰を望む。

斎場入り口の鳥居から望んだ、御鉢です。
お鉢は、噴火口の別称です。


登山登り口

お鉢への登り口です。


夜叉付子。

ヤシャブシという名の樹木です。
なぜ、夜叉付子と言うのでしようか。


説明

付子の意は、何でしようか。夜叉は、普通は悪鬼
等の意ですが、守り神の意もあるそうですので、
沢山の子を産んで、この地を守るとの意かも知れません。

斎場よりお鉢を望む。

斎場よりお鉢を望みます。

霧島の火山

火山案内図です。46年ぶりの登山ですが、説明にある1959年の新燃岳が爆発した年以来と言うことです。
蛙がちょうど高校二年生の時でした。登山禁止の注意も、ものかわに登ったことでした。
まだ、掟を破るのが青春だといった甘い未熟な日の空間でした。


お鉢口

登り口からやっとお鉢の足元にたどり着きました。
これからが、登りの本番です。


溶岩道

赤茶けた溶岩道は、昔と少しも変わりません。
一歩登って、二歩下がるといった登山道です。

錦江湾を望む。

中途から眺めた錦江湾です。
雲がかかって桜島は影をひそめていました。


中岳を望む。

中岳です。高千穂からの縦走の時には、
二番目の山になります。


赤い溶岩

赤く肌を晒した溶岩道は、一筋縄では
解けぬ道です。疲れがじわーっと出てくるころです。


下山者

すでに下山する人々と出っくわしました。
蛙が河原を出たのは、午後12時40分頃でした。


お鉢の頂

やっとお鉢の縁が見えてきました。きつい時間です。あと少しで火口だといった思いで登ります。
不動岩

いつ崩落してもおかしくない格好の岩石です。

月面

火星からの画像です、といっても不思議ではありません。

ゴマ

犬がこちらを見下ろしていました。

ご主人様とゴマ

ご主人と、犬の一休みです。
名はゴマとのことでした。
過去をみつめるゴマ

後ろを振り返ってもしようがねいじゃねいか。
とはいったものの、ゴマは過ぎた時間のはかなさを
見つめます。

世を見透かすゴマ

再び遠くを見透かすゴマです。聞けば、登りはご主人の
鎖に頼っての登山とのことでした。疲労は犬も一緒です。

お鉢の底

お鉢の縁に到達しました。下を見下ろせば、白い噴煙が吹き出ています。

お鉢火口

お鉢南側の、火口です。雄大さのなかで、疲れがすーっと、しばし抜けていく気がします。

お鉢より高千穂の頂を望む。

お鉢の手前縁より、峰の頂を前方に望みます。

お鉢の縁の登山者。

縁の左側をのぼる登山者です。この日は、少し風があり、時折身体を揺らす感じでした。
でも、お鉢を登る時は、その吹き上げる風が腰を持ち上げてくれるようで、気分的に楽でした。
だが、帰りは逆に、その粉塵が邪魔にもなりました。

縁の先の高千穂之峰の頂の傾斜が、ほぼ40度くらいに感じられます。

中岳、新燃岳を望む。

お鉢縁より望む、中岳、新燃岳です。その後ろに獅子岳、韓国岳と続きます。

日の丸

頂には、日の丸が見えます。
自然には自然な姿がきれいなのですが。
荒々しい襲の地の姿こそが、峰にふさわしいと思えます。

高千穂之峰の傾斜

お鉢の縁から撮った峰の傾斜の模様です。
雲と平野部の位置からその傾き具合を感じられると思います。

傾斜2

同じく傾きです。

傾斜3

その三。
宇宙船からの画像ではありません。

頂上

なにをゆっくりとしているのかと、頂が呼んでいます。
これから、またお鉢の縁を少し降りて、それから頂上を目指します。

噴煙

火口の腹から5、6筋の白いガスが昇っていきます。
筋の右側には小さな火口があります。

断層

縁の隣には、峰の肌があらわに抉りとられたような断層があります。
数え切れない噴火の灰の堆積が時間を密にしています。


頂上を目指す。

今度は、峰の頂目指して、再び登ります。



険しい道

最後の登りが一番疲れます。子供のころは、あまり
疲労は覚えなかったと思いますが、弾力は若さにある
ことの証明でしようか。この日も、小学4年生の子供が
元気良く降りていきました。また、75歳の元気な男性の方
にもお会いしました。青春はその歳にあらずも真実です。

天の逆鉾

天の逆鉾に因んだ造営物です。

案内
都城方面を望む。

頂上より眺めた、都城方面ですが、雲に隠れて見えませんでした。
熊襲、隼人に命ずるにはいい地域でもあります。

中岳、新燃岳を望む。

同じく、中岳、新燃岳です。

お鉢を望む。

頂を守るかのように、お鉢の火口が大人しげです。
一旦事あらば、激しく燃え上がります。


マル

マルです。山小屋の番を勤めます。

行き倒れの蝉

なぜか、蝉が頂で息絶えていました。
短い命なら、せめて高みでと、思ったのでしょうか。
お鉢

頂上に着いたのが、午後2時30頃でした。河原から大体2時間弱で登ったようです。
お鉢を登る途中では、5、60歩登っては、休憩を繰り返していましたので、子供のころ
に比べると、大体30分は遅れたなと、思い出したところでした。

雲に煙るお鉢

今度は下山です。まだ疲れを覚えていたのですが、頂上には、約15分程度しかいませんでした。
降り始めるときには一人しかいません。風の強さも少し加わって心細い気がしたせいでしょう。

新燃岳の双子

お鉢の縁に再び上がり、望んだ新燃岳の双子岩です。
手前は、中岳です。

下山中のお鉢

この底全体が、再び火を噴くのは何時のころだろうかと、
思いながらの下山です。


お鉢

峰側よりの縁から望んだ南火口壁です。

お鉢

やはり、桜島は、最後まで姿を見せませんでした。

帰りのお鉢

さらば、お鉢よと縁をゆっくりと帰ります。風には気をつけます。

お鉢の道

お鉢の道程が、先に中岳、新燃岳、獅子岳、さらに韓国岳を見せてくれました。

お鉢火山道

お鉢の火山道が、右に急な断層、左に奈落を従えます。

お鉢道の右側(下山の時)

その断層は、人を呼ぶようです。風太郎がそそのかします。

左側(下山の時)

奈落なら喜んで落ちようぞ、この地の偽善の白地の汚れに比べれば、
あの底には香ばしい涙がある・・・
荷風の義憤を思い出しながらの下山となりました。

赤茶けた肌

お鉢の縁からの下りの始まりです。

お鉢下山道

下る時何度も足を滑らせました。靴は、以前求めた、トラック、フイールド、兼用のもので
登山靴ではありません。そのせいか、靴のスパイクを覆っていたゴムが剥がれて、金属製の
音を岩に響かせるようになりました。もっとも音を楽しむ余裕はありません。


お鉢火口

下山しながら、奈落に別れを告げます。

河原を望む。

河原が眼下にみえます。ああ、あと少しといった心持でした。

溶岩道の下山

いけどもいけども、同じ赤色しかありません。しかも足を取られること甚だしいことでした。

夜叉付子の花

花どきを忘れたのか、夜叉付子が迎えてくれました。
実は、この後の石畳が最後の責め苦でした。子供のころはまだ無かった代物です。
疲れた足に、硬い石肌は疲れを倍加するような心地でした。
高千穂河原に着いたのは、午後4時過ぎでした。


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