黒法師。 晩秋の黒法師と蝙蝠ランです。
黒法師は日当りが好きです。
蝠ランは半日陰が好きです。
どちらも粘り強い植物です。
蝙蝠ラン。
黒法師。べんけいそう科の植物です。2003年11月16日。
 黒法師です。黒法師はぺんけいそう科の植物で、サンシモンとも呼ばれます。少々のことではくたばらない粘り強い力強さを持っています。太陽が大好きです。祖先はスペインで、蛙の大好きなドンキホーテとピカソとおなじ故郷です。寒さにも比較的強く霜ぐらいならへいちゃらです。
ベンケイソウ。黒法師。サンシモン。2003年11月16日(日)。
 
 

 夏場から、日当りのいいところへ置いたまま、殆んど水もあ与えずほったらかしにしていました。いまは主人の冷たさにもめげずにしっかりと自分の存在を主張しています。 昨年は大きな黒々とした光沢のある葉を見せていましたが、部屋での管理が中心であったため、いつしか葉も落ちていき枝法師といった格好でした。これではピカソに申し訳ないと、寒くても日当りのよい場所へ置きました。そしたら、まだ小ぶりながら小さな葉っぱを沢山展開してどうだいと姿を見せてくれました。来春にはさらに大きな肉感的な厚い葉へ成長して、亭主を悩ますことでしよう。
上から見たサンシモンの美です。
 
 サンシモンの意味はしらないのですが、スペイン原産ということからすると、あのマルクスから批判された例の空想社会主義者のサンシモンかもしれません。それこそ蛙の空想ですからふううん〜と聞き流してください。
 仮にそうだとしたらすこしは由緒ある植物なのかなとも考えます。いわゆるプチブル、当時の新進民衆、資本主義の目覚め、一般大衆の記憶が流れているやかも知れません。
 空想というと何か不真面目な感じもなきにしもあらずですが、ひとの空想、想像は大切なものでもあるし、人の心を伸びやかにしていきます。マルクスもその点は認めるはずです。かれも一つの大きな流れの中での思想として自分の研究をまとめる必要があったからです。彼から見るとやっと市民革命がどうにか浸透しはじめ、その悪しき弊害もすでに合わせて現出していたから、そうした甘さにに対する批判となったのでしよう。
また一方で、サンシモンすなわち黒法師はべんけいそう科の植物ですから、なぜ べんけいそうなのかといった疑問が出てきます。それは皆様の想像の楽しみを奪うと興味がなくなりますので秘密としておきます。
黒法師。2003年11月16日(日)。

 どうです。この肉感的な葉の感触、誘い。
多肉植物の中でも黒法師は、生まれつきの色気をもっています。 陽さえあれば、本心から自分の気持ちを打ち明け語ります。
うーー寒い。わー暑い。のどが乾いた。さ〜こちらへおいで。と亭主の心を悩ましく蹂躙します。
黒法師の好意に喜んで住み着いた雑草です。タンポポみたいです。2003年11月16日(日)。
 
 黒法師の許可を貰った雑草たちです。タンポポかなと思います。何処から飛んできたのでしょうか。なんかいか引き抜こうかと思ったのですが、黒法師が苦しゅうないといった風情でしたので、短い期間だからとおもってそのままにしています。花でも見せてくれたら、黒法師ともども観賞しょうと考えています。


*11月23日。小雪の日に花が咲きました。
蝙蝠ランです。2003年11月16日(日)。

 蝙蝠らんです。黒法師と同様水もやらずにほったらかしたままでした。ただ場所は直射日光があまり射し込まないところへ置いていました。小さな鉢のすみかですが、蝙蝠の手をどうにか伸ばしておりました。着生シダですが、普通の土にもしっかりとそのあしを伸ばして命を絶えしません。環境への対応もきめ細かく注意しているみたいです。先祖の生まれた地なら堂々と好きな樹木へ自在に着生してその生を奔放に生きるのでしようが、蛙のところへ来たのが百年目でした。まあ諦めては居ないでしょうが、なすがままといった心境でもくもくと限られた定めを全うしていくようです。
 
おいらがあのマントの分身蝙蝠らんでござんす。2003年11月16日(日)。

 蝙蝠の手に魅せられたあなたはここから抜け出せませんぜ。ひひ・・
おれ様の穴をみたあなたはもうお終えだ。逃げようたってそうはいかねえ〜。
とまあ・・蛙の僕のマントがやっかみ半分で物申しました。
蝙蝠ランは亜熱帯性植物にしては寒さにも強く、5℃くらいなら外でもへいちゃらです。普通木片に意識的に着生したかのごとく、インテリアグリーンとして販売されています。 本当に蛙をはじめ人間どもは他の命にたいして鈍感なようです。

いつかあんたのその生温かい血を貰いにいくぜ・・まっていな・・ひひひ


 2003年11月16日(日)

 
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 オーバル   蛙随想11月
黒法師と蝙蝠 2003年11月16日(日)撮影